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Serial ATA
ホームアプリケーションノートSATA, SATA II

◆  Serial ATA とは
従来のATA仕様の後続仕様で、2000年11月に業界団体「Serial ATA Working Group」によって仕様の策定が行なわれました。同グループには、コンピュータメーカや記憶装置メーカの大手が参加しています。中でも中心となっているのが、IntelやDell、IBMです。

Serial ATAは、Ultra ATA等の現在のATA仕様で採用されていたパラレル転送方式を、シリアル転送方式に変更してものであり、これによってシンプルなケーブルで高速な転送速度を実現することが出来ます。従来のパラレル方式のATA諸規格との互換性も持っています。


◆ ウェーブクレストの SATAコンプライアンステスト
ATAバスから、1.5〜3.0GbpsまでのSerial ATA(SATA, SATA II)データへの変化が、全ての新しいレベルのシグナル・インテグリティ設計とシステムの挑戦をもたらしました。これらの高データ・レートにおいてシグナル・インテグリティは、全体の性能やインターオペラビリティを決定する最も重要なテストになります。Wavecrestは、我々の持つ知識やSATAアプリケーションのために、明確に設計された包括的診断ソフトウェア・ツール・セットや簡単な操作方法にて、お客様のニーズに応えます。これらのツールは、タイミングと電圧テストのそれぞれのテスト・パラメータのための、パス/フェイルといった単純な表示を、数秒で完了することができます。さらに、様々なジッタ成分を分離し、明確にするための業界標準として認められおり、特許も取得した” Tailfit アルゴリズム” によって、10-12 またはそれ以下のビット・エラー・レートでデバイスやシステムの性能を正確に予測することができます。この方法は長期間の信頼性と製品のインターオペラビリティを保証します。

Wavecrestのソリューションは、研究所及びATE環境、双方の為に設計されています。設計・デバッグフェイズからデバイスの評価を通して、量産と全く同じソリューションを使う事により、これらの設備が近くにあろうと、全く離れた場所にあろうと、開発段階から量産テストまでシームレスな互換性が保証されます。

◆ SATA アプリケーションの包括的診断
Wavecrestの包括的診断ツールを使う事で、デバイス性能における信頼が手に入ります。特定の情報なしで、パス/フェイル結果をもたらす他のテスティング・ソリューションとは対照的に、WavecrestのGigaviewソフトウェアは、正確に問題箇所を示し的確に指摘します。そして、フェイルまたは仕様パラメータをほんのわずかにパスするだけのデバイスについて、問題の根本的原因を確定することができます。 例えば、周波数領域でのグラフィカル・ビューでクロストークやEMIによる望ましくないディターミニスティック・ジッタ成分を素速く分離及び定量化します。 テスティングのパス/フェイルによる包括的診断は、お客様のデバイスで、十分な特性が保証される事を確認し、そして業界標準および製品仕様に適合することを意味します。 結果として、デバッグや評価時間を相当短縮し、製品を市場に早く出す事が可能になるのです。

● ランダム及びディターミニスティック・ジッタ成分(RJ、DJ)を定量化することによって正確なデバイス性能を決定できます。正確な性能定量化は、より小さなテストマージンと高い製品イールドを可能とします。

● クロストークやジッタのスペクトル・ビューでEMIによる望ましくないDJ を素早く分離及び定量化します。

● デバイス性能の素早い定性ビューの為に、アイ・ダイアグラム解析を実行します。

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